『天誅〜紅〜』(FROMSOFTWARE)

こちら、地雷ゲーのにおいがプンプンする『どろろ』発売日ということで、まーそちらも軽くワタクシ購入してきたんですが、ええと、多分対極に位置するだろうなあ、と思って先にこちらからレビュー。
実はこの天誅、こないだまですごい勢いでやってました。えへへ。
ゲーム内容としては、つまりアレです。敵が歩いているのを塀の上とかからじいっと観察、後、気づかれないように飛び降りて背後に忍び寄り、殺害するという陰険極まりないゲーム。一応見つかっても戦闘は継続できるんだけれども、見つかるとこちらは所詮女の一人身、色々弱いですね。仲間もうじょうじょ呼ばれるし。数人の虚無僧なんかに囲まれると非常に死が間近です。断然普段の行動はストーキングが基本。

教育上よろしくないんじゃなかろうかという気もしますが、これがまた農耕民族にはヒジョーに楽しいゲームとなっております。マジックザギャザリングでも、衰弱とか麻痺とかそういう陰険なカードを多用していた子どもたちにこそオススメです。つけまわし、追い狙って誰の目にも留まらないところまで来たら忍殺。悪いことしてるような気がしますっていうか悪いことだよこれ!
まーともあれ。勿論、アイテムがたまってくればダイナミックに吹き矢で忍殺!(陰険)とか、地雷で爆殺!(陰険)とかそういう要素も加わってきて、バトル好きにも納得の一品となっております。敵をやっつけるとたまるお札の数によっては特殊技能を覚えたりして(木の葉隠れの術とか、狢走りとか)、徐々に「出来ること」が増えてく感覚はなかなかのものです。
わたくしお気に入りの戦法は、敵を一人殺害、のち死骸を目に付くところにおいておいて身を隠し、仰天して死骸に駆け寄ってきた敵を物陰から吹き矢で「えいっ」でした。暗いとか言うな。
ともあれグランドセフトオートの「明るい(あけっぴろげで非常に南の島っぽい)犯罪行為」とは対極に、暗い森とか夜の里とかそういう鬱蒼とした場所を好む方にはたまらないゲームといえるかもしれません。
草むらをしゃがんで忍び寄って、草むらに引きずりこんで一人づつ始末、なんて、ゲームでしか出来ないっていうかしない。「撒き菱」撒いて逃げつつ、踏んづけて痛がってる敵に斬りつけるとか、ゲームでしかできないっていうかしない。
どの遊び方も暗いけど楽しいよ!

ちゅーわけで、天誅支援物資投下。えい。

まーなんちゅーかアレですが凛たんです。凛たんハァハァ。主人公の始末屋さん。猪突猛進型なんだけどどこか抜けてるっていうか、端的に言えば年相応のおにゃのこです。口を開いちゃうと始末屋の凄みゼロ。お命チョーダイ!まさにそんな感じに聞こえます。やってることはものすげえんだけどさ。
任務中に暇になると敵が迫ってるってのに大きく伸びなんかしたりするお茶目さん。大事なポイントとしては「狐のお面」を背負ってるってところですね。萌え要素高し。お面マニアとしては見逃せません。僕がいようにメガネ好きなのも、メガネを「お面」の一つとして数えてるからですからね。意外と知られてないことですが。
ちゅーか凛たん、凛たんの話。普段はこんな無闇に刺激的ななさらしルックではないんですが、忍具の「忍び鎧」を装備するといきなりこの半纏にかぼちゃパンツ、兜かぶってさらし一丁の素敵な秋の装いにはやがわりなのです。凄いのは、劇中のムービーでもこの格好に変わるって事ですね。しかも露出増えてるくせに鎧だから、敵の矢とか効かないし。

まあともかくさらしハァハァ。

これからどろろ、ちょっとだけやろうと思ったけどちょっと疲れちゃったから寝るヨ…。うぐぐー。昼休みなしー。うぐぐー。