まとまらずながら。

一人の顔の見える相手と、百人いるかもしれないし二人いないかもしれない顔の見えない知らない相手と、どちらのために書くのかと言われたら、僕は迷わず前者をとります。
読み手に遠慮しているのではなくて、「誰に向けて書いているか」がふらふらしちゃってるんじゃないだろうかしら、と思います。自分のために書くならば別に人に遠慮することはなく、誰かのために書くならば横合いからの口出しなんていくらでもいなせるはず。
不特定多数に向けたものを作るには必然、最大公約数的な物言いが多くなるわけで、でも多分、そういうのを楽しみにする人は少ないんじゃないかしら。
昔、ムーノーローカル閉鎖という激震が走った時も、少しそんなことを考えました。あのサイトがとても面白かったのは、そして今停滞しているどこかのサイトがとても面白かったのは、それがとても「個人的な」サイトだったからじゃないでしょうか。
僕はいつも脇が甘い発言を繰り返し、叱られたりが多いですがそんなことを思います。面倒が書くよろこびに打ち勝ってしまった時は、何かの潮時なのかも、と思います。別に閉鎖したほうがいいんじゃない?とか言ってるわけじゃないんですけど。
近いうちどこかでお喋りでもしましょう。では。