スケッチブックの枠が一緒にスキャンされて、

おもしろいのでそのままアップ。

今回、けっこう大きいサイズで顔だけのアップを書いてます。縮小したら別におんなじなんだけど。
絵の上達というものを語るにはまだまだ未熟この上ない僕ですが、絵の技術はミクロとマクロを行ったり来たりするような気がしてます。
限りない俯瞰図や大雑把な景色(日本地図とか富士山の絵とか)から、徐々に人物のアウトラインへと視点はズームされて、というか興味がもっと個々のものへシフトして、やがて顔のアップだとか手のひらのアップだとか、パーツ単位へ審美眼が向けられて。そして、ある程度満足すると、人の目が求めるパーツは徐々に視点を遠ざけて全身図へ、全身図の先ではふたたび背景が書き込まれ、余裕があれば物語なんかが書き込まれて、視点が初めて描いた<世界>へと戻ってゆくような。そして、世界を書いてしまうようになったらまた、人物の表情のアップへと、戻ってゆくような。
リターン。
ワールド。
物語などもそれとおんなじで、ミクロとマクロの間を行ったり来たりするんじゃないかなあ。人を描いて、飽きたら世界を書いて、もっぺん人に戻ってきて。
そんなことないかなあ。