煩悶してても腹が減る。

苦悩の淵でも腹は減る。これって考えるとすごいことです。腹が減るんだから生きてるわけであって、生きてるってことを置いてけぼりには誰も出来ないのです。
でも、この世の中、生きることを肩代わりしてお金儲けしようと思う人はとても多く、また、人に肩代わりしてもらわねば生きていけないのだと信じて止まない人も同じように多いです。例えば、ご飯を作ったり、食べたものを洗ったり、洗濯をしたり、その延長線上にあるものにかかる手間を切り売りして、人にやってもらって、そこに生まれた暇な時間でもって、わたし達は生きていることを満喫しているような錯覚に陥るけれど、多分、腹が減っているその時こそが「生きている」ということなのではないかと思うのです。
腹が減る前にご飯を作ってもらうようなのは、ちょっと違うんだよなあ、と思います。たとえ話ではありますが、深い意味はありません。かしこ。