敬称略で政治の話など。

埋もれさせるにもってこいのお話。19日に何していたかなんて思い出せないのでとりあえずごにょごにょごにょ。
僕が仮に「自民党」という集団の奥に居る怪物だったと仮定した話です。何が何でも自分の居場所を守ろうとして、あらゆるものを道具として使う怪物だったと仮定した話。

おそらく、福田VS麻生という戦いが注目された時点で、国民に人気の「無いほう」を党首に据えると思います。そのためには国民の人気の割合が最終で6対4程度でどちらかに傾き、逆に党内の投票は6対4程度で逆の候補が選出されるという形がもっとも望ましいと思います。
新しい首相を立てたとして、もし支持も回復せず、問題を山積したままコケてしまった場合のことを考えるからです。
勿論、今据えた方の首相がうまく内閣を切り回し、国民の支持を取り付ければよしとします。選挙は起こりません。善政を敷けば、次第に国民の支持は取り戻せるでしょう。
ですが、そうでない場合次の選挙、というのはやはり総辞職→解散総選挙にならざるを得ないと思うのです。その場合の逆風たるや、相当なものがあるでしょう。

ここで、国民に人気のあるほうの候補を担ぎ上げてコケた場合は、次の候補を立てなければなりません。それは、必然的に「二ヶ月前の二番手」になってしまいます。なかなか、不意に現れる新星はおりません。
そうなった場合、逆風の中ですがれるものは、「やっぱり俺たちの支持した麻生にしておけばよかったのに」という、妙な期待を持った国民を味方につけること程度だと思うのです。
日本人の、「これが最後のチャンス」というのは、しばしば何度も繰り返されるというのは、この数年社会を見ていて思うことです。あの植草教授でさえ、何度か最後のチャンスを与えられているのです。だから、今は国民の人気を二分し、その期待の大きいほうを冷遇しておくことがもっとも生存に近い選択肢だと、思うのです。
だから「自民党」という集団の奥に怪物がいた場合は、福田を据えるしかないのだと、思うのです。