漫画二本。

まずはヴィンランドサガ6巻。
長い漫画でした。何がって、ここまで来るのが!
実は、個人的には4・5巻辺りでこの漫画どうなんだろう、という気持ちが湧いてきてました。プラネテスに感じたあの得体の知れない静寂が、やはり得体の知れないままであるような気がしたからです。
ですが、やはり作家。言語化されなかったそれを、また違う角度から明らかにして来ていたのですね。
不明ながら、6巻読むまで僕掴めませんでした。
物語上も非常に面白くなってきた6巻。これを機に一気買いはいかがですか。わたくしからのおすすめです。


続いては「百舌谷さん逆上する」。
これはまた熱量のある漫画です。まずツンデレを描くスタンスが異質。画面、台詞ともに明らかに常人離れした密度。
この先、ヘゴイモの内面に踏み込んでゆけば、「得体の知れない別の何か」が生まれるような気がします。
そうなって欲しいような怖いような、稀代の目の離せない漫画といってもいいんじゃないでしょうか。ねえ。