ギャラクシーニュースラジオ(3)

よぉ、キャピタルウェイストランドォ、元気かぁい?
君の近所のシリアルキラーウォッチャー、スリードッグだ。
…ところでシリアルってなんだ?
まあ、いい。話を続けるとしよう。ここ、キャピタルウェイストランドで起こってる出来事がこのオレ、スリードッグの耳にも届いてる。でも今日のニュースはコイツ、haxoseが抱える深刻な問題で決まりだ。
このラジオをhaxoseが聞いてないって前提で一度だけ言うぜ。ある意味、こいつはとんでもなく重要な公共放送だ。
いいか、みんな、haxoseを見掛けたら、どうか優しく接してやってくれ。
奴さん、もう神経が参ってきちまってるみたいなんだ。
簡単に言えば、戦闘の味に飢えてる。違う違う、そうじゃない、殺人鬼って訳じゃないんだ、奴さんも「それ」が悪いことだし、なるべく避けたいとは思ってるんだ。
でも、時折我慢できなくなる。そんな時、haxoseは街から出るんだ。

確かに彼はパラダイスフォールズの奴隷商人から奴隷たちを解放した。スーパーミュータントやレイダー達から囚われの同胞を何人も助けてやった。
だけどそのきっかけはなんだ?奴隷商人の口のききかた?あるいはレイダーの一方的な発砲?
…そこにあるのは単純な正義感だけじゃない。

そう!
haxoseにとっては「戦う理由」こそが重要なんだ。
だから皆、ユーロジー・ジョーンズの真っ赤なスーツに着替えたhaxoseに会ったら、どうか、何かを頼んで、頼りにしてるってことを表現してやってくれ。奴に、その場で銃を抜かせる理由を与えるな。
ユーロジー・ジョーンズのスーツは、奴さんなりの危険信号なんだ。
警告は与えたぜ。
それじゃあ、曲をかけよう。