破。

呼ばれた気がするのでエントリー。
呼ばれてなくても破の話なら加わりたい年頃。まあまあ、いいじゃないですか。混ぜてよ。

ぎぶろぐにて取り上げられた「製作委員会方式」から脱却したエヴァの話ですが、その製作環境はほうぼうで言われているとおり、まさに「自主製作映画」に近いものになってるというお話。

これは、ものすごく大雑把に言えば、「出資するかわりに内容にも口出す」というスポンサーたちをあらかじめ確保してから始める製作委員会方式に対して、「出資者はこちらで探すので内容に口出すな」っちゅ道を選択したということみたいです。
大雑把に言い換えれば、お金くれたスポンサーに納得してもらえるように作るか、好きに作ってから内容に賛同してくれるスポンサーを探すかという選択ですね。

なので、中間搾取云々の話で言えば、流通やら宣伝やらスクリーンの確保やらといった、映画内容とは関係ない煩雑なプロセスを搾取しつつも代行してくれていた製作委員会を無くして自前でやるっちゅわけですから、巧く仕事すればコストが圧縮されてクリエイターにわたるお金は増え、逆にそこが下手だと従来より余計な金がかかってさらにクリエイターのギャラは圧迫されちゃうハズ。

リスクを考えると、ビジネスモデル・ものづくりのシステムとしては誰もが真似できるものではないので、製作委員会方式からの脱却ってのはどっちかっちゅと「もう俺たち誰にも遠慮しないで好きに映画作っちゃうぜっ!」というアピールではありますまいかしらん。
ともあれ、落としたお金がQのためになると思えば、お金使うのも楽しいわよね。っちゅわけでわたくしネルフのマグネット買った。