断絶を少しこえて

昨日は、なんというか、消極的に断絶した人と会ってました。
人は年を取ると、精神がいくらかのセクションに分裂するように思います。「それはそれ、これはこれ」が悪いほうに極まるというか。
「これだけは許せねえんだ」の垣根から踏み込んだ時に、びっくりするくらい人格が不連続になるような、そんな傾向が誰にもあるような気がします。
その瞬間までは好々爺だったのに話題が政治になるや否や口角泡を吹いてFワードを連呼してハッスル、みたいな。

ね。

僕にもそんな傾向があるのかもしれないので、こう、色々考えています。人を許さずに、怒りを保ち続けていられる時間は短い。忘れて人は繰り返すけれど、繰り返すことが果たして不幸かと問われると、それはー、そにょー、どちらとも言えないんじゃないでしょうか。登って降りて、位置エネルギー的に「スキー」の意義を問うのに似てる。