ボルダリング部

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一番よく聞かれるのは、「素質が必要なんでしょ?」ということ。
皆さんおっしゃるように、スパイダーマン的な動きで壁に張り付く姿は割とライクニンジャ。 「懸垂すら出来ないやつがここに何しにきた?帰ってぶら下がり健康機にでもぶら下がってな!」なんて、モヒカンの肩パッドに罵られそうな怖さを感じる方もいますがそんなことありません。懸垂出来ない人くらい、うじゃうじゃいますよー。
ただ、「爪先立ちで階段を登れること」 は必須かもしれません。これがどうしても出来ない人は、ジムに行ってもちょっと厳しいかもしれません。
誤解されがちですが、基本的にボルダリングは「足で登る遊び」 です。中には腕力が必要になることもありますが、基本的には脚力。初中級では、うまくバランスを取ることが出来ればそれほど体力は使いません。まさに、爪先立ちで階段をひとフロア登れる筋力があれば十分。普段ヒールを履いている女性ならばほぼクリア出来ますね。
おそらくはこのあたりも最近女子人気の高まってきている一因かも知れません。まあ、ネイルしたまま登るのとかはオススメしないというか、流石に怪我しそうなので「裸爪で外出したら死んじゃう!」というセレブ奥は向かないかもしれません。
強いて言うならあとは、「階段の最上段で振り向いても失神しないで居られる精神力」くらいは必要かも知れません。
ボルダリングの壁の高さは大体2mから4m 。およそ二階ちょっとの高さまで視点が移動します。だから屋内の階段で失神するレベルの高所恐怖症だと多分アウト。逆にいうとそこまでじゃなければセーフ。怖くなったら無理しないで一旦降りればいいんだもの。
基本的に落ちたら痛いスポーツなので、高いところが少し苦手、という位の方がよいです。 恐怖のリミッター切れてると、無茶して大怪我とかしそう。
大事なのは「ふつう」ということです。