登攀部

最近、無駄にみなぎってます。つっかえていたものが取れて精神が晴れ渡り、自分でいうのもアンポンタンですが、心技体が身の丈で一致している感じ。

自分の身体が自分のものであり、自分のしていることは全て自分が是として、自由意志でしていることなのだという感覚は久しい気がします。やはり虎眼の極意のように、解き放つにはまず蓋をせねばならなかったのかな。
特に、仕事に関してそういう感覚を持てたのはすごく良かったなあと思います。
別に今の仕事がすごく好きというわけではないのだけど、選んで働いている、というのはとても良いことだと思ってます。僕ただ天才なんです、と公言しても嫌味にはならない程度には労力と成果の変換効率を高く働けているような気がするので、後ろめたさもなし。

選んで働く、というのは、働かされているのでも働かせてもらっているのでもはたらいてやってるのでもありません。商売の基本だと思うけれど、商売は、買っていただくのでも売らせてもらうのでも売ってやってるのでもなく、ただ、商ってるのです。
そこで働くのに余計な色をつけてどうすんの、みたいな。

許せないことがあれば、ただ去ればよいのだというのは悪くないアイデアです。普段から沸点を高く保つ修行をしているなら、その僕が許せないことというのは殺し合いになるしかないようなことだという論理的な納得があり、殺し合いのフェイズに進む前に、その輪から抜けるという選択肢を残しておけるというのは本当に万端。人生のセカンドタスクに人生を賭けるのは少し違うものね。

仕事をするというのは僕の中ではいわゆる活計なので、コストに見合う収入が確保できればべつに拘らぬのです。自分の中での優先順位がきちんと見えていることは、本当に力になります。
迷わなくて済むことは、迷わないほうがよいよね。迷うべきことはもっとたくさんあるのだから。