聲の形 2巻

ようやく話が動いたというか、読み切りの話から前に、もしくは奥に進んだ感じです。
もうすでに相当な話題作なので、今更僕が紹介しなくても皆さん手に取られるとは思うのですが、聾を扱った話です。
感動を押し付ける美談ではなく、どちらかというと悲惨ベクトルが強いのですが、全編を通して伝わってくるのが、「聾を描く」ということではなく、「コミュニケーションを描く」という作者の強い意志です。
題材が強烈なため、少しディテールがふらつくように感じることもありますが、芯はぶれていないように感じます。

未読ならぜひ読むとよいですよ。