お料理大特集。

というわけでとうとう完成した「ぷち」お料理の号。
わたくし、漫画など描かせてもらっております。あいかわらず最近の好みから、無駄に余白使って5ページ描いてます。怪我したメイドさんがお料理がんばる漫画。やまなしおちなし。
ひー。
今回は製本まで少し長かったせいか、いつもよりたくさん原稿が集まっていたように思います。全体的に、身内向けの空気はありましたが、充分面白かったんじゃないでしょうか。少なくとも僕は面白かったです。
本の方向性については僕がとやかく言うことではありませんが、この、内向的と外向的と、二つのベクトルのバランスは、今号とか昔のメイドの号あたりのバランスがよいのではないかと思います。
ギャグ系の原稿については、「これこれここが面白かった」とか感想を言うと逆に興ざめの気がしますので割愛しますが、特筆として、「くいしん坊のカラス」がちょっと素敵な出来だったように思います。ギャグじゃないけど。
あとは小説の原稿について軽く雑感など。

>覚え書きのアレ・出張版
サイト上のアレを面白いと思った人には文句のつけようがない感じであります。強いて言えば、柊柯と紫の年齢関係が、この短編を読んだだけではどちらが上でどちらが下か、ちょっとあやふやなところでしょうか。些細な問題といえば些細。ちゃんとオチというかしめというか、ただのヤマなしオチなしで終わってないのはさすがだと思いました。
>ラザニア
物語が入れ子式になっているのはわかるのですが、入れ子の外側の物語の登場人物がちょっと判らなかったです。中の物語は割と丁寧な滑り出しだったのに、最後になってちょっと巻いて終わらせちゃった感じ。何かの二次創作だったとしたら、元ネタを僕が知らないだけなのでコメント割愛。情報待ち。
>料理の達人
作者の人が切羽詰ったコメントを残していたので、鷹の目になって読んでみたんですが、どの辺に致命的なアレがあるのか判りませんでした。とりあえず二次創作らしいので、原作との時間軸とかかあ?それとも、料理の鉄人はそんな昔の番組じゃないとか、そういう辺りかあ?
ともかくも話の展開自体は面白いと言ってもいいと思います。割と意外感がありました。策を弄するよりもごにょごにょごにょ、という話かとおもってた。切羽詰る理由については情報待ち。
>インスタントコーヒー
ワンセンテンスの物語ではありますが、案外物語の骨格というのはそういうものじゃないかとも思いました。語り手=作者なのかどうか明確にされていなかったので、エッセイなのかも判りませんが、シンプルでよかったと思います。