同人

彼女は笑った。

約束どおり更新。 インフルエンザによる死の危険は去った。去りゆきました。また生き延びた。

新しい現実の誕生。

微力ながら宣伝です。 ひっさびさに絵を描きました。 というのも文芸スタジオ回廊さんで募集していた企画に応募しました。 11月9日発売の、というとなんか商業誌みたいですが、来る11月9日に秋葉原で行われる文学フリマにて頒布の『幻視コレクション〜新しい…

ねこと(IR研究所)

突発的に同人誌感想などを書き出します。 今回のレビューはあきうせい師のコピー新刊、「ねこと」ですね。貰ってからもう随分経ってしまうのですが、ようやく更新です。更新のアレを見てもらうと判ると思うのですがパソコンから更新するの久しぶり。ちょっと…

へええ。

市長んとこでアップされていた同人誌のあとがき。 へええ、と感心したのでメモ。 お題について僕は、ラストシーンの、二人のこもった二段ベッドの下の段こそがいわゆる童話とか絵本で言うところの「うろ」みたいな感じだわん、と勝手に思ってたんですが、あ…

大事なことは二度言え。

というわけで大事なことなので二度いいます。 あとがきのようなものを書くタイミングは今だ! あとがきのようなものを書くタイミングは今だ! というわけでオサッシシマス。 コレを読んでいる方の9割9分は未読の作品のあとがきのようなものを書くという暴…

『あの娘はいつも』

長沼未幸は、いつもわたしの後をついてくる。 彼女はいわゆる元いじめられッ子というやつらしく、人との距離をとるのが壊滅的に苦手だ。そのせいで、あからさまな愚鈍でも奇妙な癖があるわけでもないのに転校してきた初日から、目立った女子のグループから弾…

同人誌とは。

言われるとむくむくと、「自分の理想とする同人誌」を夢想するわたくし。 だけれど僕が、この人と書いてみたい、と思う人々はいまやそれぞれに生活を持っています。色々合って疎遠になってしまった人や、まだ何者にもなっていない身では恥ずかしくて声をかけ…

コミケ続き。

描き忘れていたわけではありませんが、今回のコミケ。ふらっと見ていてついつい買ってしまったものが一冊だけありますれば紹介。 『ねじまんが』『くろまるまんが』(満月亭さかな/ //www.pompale.com/">満月亭パンプエール/漫画):これは本当に、驚くべき…

コミケ関連。感想。

このところ、したいこととすべきことがごっちゃになって、どっちを優先させるのもアレだなあとかなんとか考えて悩んでいるうちにどちらも腐ってしまうようなことがあったりなかったりするので、ええと、前置きはいいや。 コミケで読んだもの。とりあえず感想…

鞠谷物数天狗縁起(3)

一応進行状況。かなり思わしくないですが、錆び付いた関節から徐々に錆が落ちつつあるようです。そんな感じがします。 一人暮らしの煩雑さや、恋人や友人との別れ、仕事の忙しさたちが僕から様々のものを奪って行ってしまったように感じてましたが、さにあら…

タイトル決定

今度の文学フリマ出ます。11月12日日曜日です。 新作タイトル仮決定しました。 「鞠谷物数天狗縁起」です。鞠谷の一派に伝わる物数天狗のお話にしようと思ってます。進行度合い現在5%。表紙デザインしてくれそうな人を捕まえました。上記サークルカッ…

まめまつり第二回開催決定。

http://mamematsuri.com/index.html こちら。 みんながコミケコミケって言っているので悔しくて張ります。そうです。コミケ落ちました。落ちてなかったとしてもアレです。もろもろあって何もできなかったとは思うけど。 ともあれまめまつり。再起動します。…

タコシェに

中野の本屋さん、タコシェに僕らの同人誌『ソラ(虚)の口集』(読み方は「そらのくちつどえ」)、置いて貰えることになりました。わはーい。三冊しかないからはやいものがちです。 版型はノベルズサイズ価格は700円。 詳細な紹介は帰宅してのち。とりあ…

創作について。

先ほどまでkumarine女史とお花見ついでに創作について歓談をしていた。実は、今度合作というやつをするのである。今風に言うとコラボである。以前taroくんと映画を作った時のように、またもや僕が原作。漫画をkumarineさんがするわけである。 その漫画には保…

まめまつりレポ補足。

箇条書きで。 来てくれた人々 メイドさんに興味津々の方多数。オタですいません。いやちがうな。あざとくてすみません。 立ち読みでくすくす笑ってくれる人や声かけてくれる人がすごく多かったのだけれど、割とお財布のヒモ堅し。ちゅことはあとひと味。所有…

まめまつりレポ。

遅くなりましたがまめまつり雑感。 1月29日。 朝は朝とてキクバナさんと待ち合わせて浅草橋。珍しくはやくついた!と喜びながら小躍りしつ朝マックなどしていたら遅刻。ろくでなしでごめんなさい。 とにかく、そんでもって会場入り。あたりの設営を見渡し…

本日まめ祭り。

都内は浅草橋にて本日、朝11時から昼の15時まで。 東京文具共和会館にて豆本の祭典、まめまつりに出店してきます。 ていうか今から行ってきます。 ぜひぜひおいでください。ブースはZAL2、壁際ですよ。日日庵さんのお隣です。 豆本としてジャバラ本…

短歌熱再燃か

某所で連歌について遊んだこともいまは昔。ともあれクマリネさんとこの日記でやっていて面白そうだったので短歌。御題短歌。「しろいゆき」です。頭に一文字づつつけるいわゆるかきつばた。 賞品は、 六枚つづりの インコ券。 ゆめとしりつつ きみに送るよ ……

気絶するほどメイドさんが好き!

あとちなみに、まめまつりでまたまた新刊出します。二冊。予定。 一冊目++今度は個人誌じゃなくて同人誌です。四人でやります。だというのに神もおそれず今度も天狗のお話。ごめんなさい。今僕天狗の話以外書けない。ごめんなさい。ああ。分量で言うと「町の…

不意に開眼す。

このところの低調が、不意に晴れたんである。 我々は夢を売っているのである。投売りである。むしろ投げつけて、突き刺して、夢を通り魔的にばらまくのである。巨大なアドバルーンから染み出す夢を、高笑いとともに町へ撒き散らすのである。我々は怪人なので…

第四回文学フリマに思う。

正直、今回もなかなか面白かったです。ただもやもやと、気になることがあったのでひとつ。帰ってきてから、ほかにどんな人がこのイベントに参加していたのだろうと思いつつはてダのキーワードたぐって読んだりして、ちょっと落胆したりしてしました。 や、自…

文学フリマレポートつづき。

読後感想文など。 『mouse』 古川さんのとこの新刊。『学生さんの話(暗い)・香子の話(暗い)・学生さんの話(根は暗い)』という自作への評価を目にしていたのでそのような心持で読みましたが、どれも言うほど暗くはないんではないかというのが素直…

文学フリマレポート。

えーと、昨日、おおまかなあらすじは書いた。ので個別に覚書としてできるとこまで。 買ったもの・頂いたもの。感想など適宜追加。 臨時増刊号『反省文図鑑』 キクバナ編集長号令のもと、まりまさんと僕と三人で作った同人誌。僕漫画描きました。今数えたら6…

なーんつって

仕事に追い詰まっているようであり、ひょいひょいと暮らしているようであり、取りようによってはどちらとも取れる雑記を書いた今の僕は元気です。 ちなみに文学フリマ、サークルリンクページが出来ました。わお。というわけで恥ずかしいですが当サークル「Z…

晴れた日に傘を選ぶ(4)

「うわあっ」 止まったマスを見て彼女は叫び、腕を少し乱暴に後ろについた。それから体を後ろへ倒す。どさっ。天井を仰ぎ見るその喉。息を吐き出して上下する胸。 「いいよ、これ以上、子供はっ」 ついに三人目の子供が彼女に宿ったのだ。体を起こしながら、…

晴れた日に傘を選ぶ(3)

私さ、と彼女は窓の外を見た。そっぽを向いたまま彼女は、自分の車の助手席へ、水色のピンをさしている。結婚の選択を迫られるマスに止まったのだ。そこでは、誰しもが結婚するかしないかを決められる。 「本当の私は、結婚はしないと思うよ」 それまで饒舌…

ふと。ふっと。

思う二次創作のこと。 某電車男の御大がなんだかえらく普段見ないような取り乱し方というか自虐的な感じになっていたので思ったこと。 僕、常々二次創作っていうのは、ラブレターというかファンメールというか、そういうものなんじゃないかって思うんです。…

晴れた日に傘を選ぶ(2)

僕の家で人生ゲームをしよう、という話になったのはその翌週のことだった。実は、彼女には小さい頃からほとんど友達がいない。小さい頃は、仲間はずれにされていた。そして、その後は、自分から人と交わらないようになった。僕と同じだ。彼女には、友達がい…

追記。補足。その他。

不意に乗っけてみましたが夏コミの新刊です。タイトルはそのまま「晴れた日に傘を選ぶ」です。 はい。続きます。 webのいいところは、こういう小出しの方法を取ると「いつ終わるのか想像できない」というところですね。残りページとかで「あ、巻きに入ってる…

晴れた日に傘を選ぶ(1)

彼女は昔からそうだった。 例を挙げればこうだ。たとえば一緒に帰る道すがら、流れ星を見つけたとする。あ、と僕が思わず声をあげると、怪訝そうにこっちを見るわけだ。どうやら彼女は見逃したらしい。経緯説明を求める視線に、流れ星だよと告げると例の、少…