不意に開眼す。

このところの低調が、不意に晴れたんである。
我々は夢を売っているのである。投売りである。むしろ投げつけて、突き刺して、夢を通り魔的にばらまくのである。巨大なアドバルーンから染み出す夢を、高笑いとともに町へ撒き散らすのである。我々は怪人なのである。
かつて怪人が一度でも弱気な姿を見せただろうか。

怪人が書けぬ、腕が動かぬと弱音を吐いただろうか。
我々夢売ってるんである。もっと幻想的な生きものらしく生きることが何よりも読んでくれる人に対するアピールじゃありませんか。

というわけでワタクシ今日この瞬間から、ゆめうつつの間にあそぶ本当の天狗となることを誓います。

やるよーっ!