なんつって

言葉の話で思い出しました。
最近の大学院事情というか、具体的に言うとA女史から伝え聞く、おそるべき語彙選択の束縛についてです。

彼女はすこしフェミニズムがどうのということにうるさい場所で論文を書いているらしいんだけども、そういうところだと「暗黙の了解として使ってはいけない語彙」が存在するそうなのです。
まあ、分かりやすいので言うと「処女作」とかそういうのが主(処女、の部分がいけないらしい)なんだそうですが、すごいのになると「快進撃」までいけないらしいのですね。理由はというと、戦争用語だからとかなんとか。ひえー、おそろしいー。
で、A女史が手をひらひらさせて言うには、
「だからねー、妾(めかけ)、なんて書こうとしたら、もってのほか!」
僕、いっつも言おう言おうと思って言いそびれちゃうんだけども、その語句が出てくる可能性があるのはいったい何の論文なんですか。
あと、その場にいたカイタルくんが「じゃあ、男根崇拝、とか、ダメなのっ?」と聞いていたのも印象的だったです。なかなか普段使わないよその単語も。