『3年B組金八先生』第3回

うーん。ううーん。とりあえずゲームボーイブラザーズの描写が色々アレで面白かったです。「じゃあかわりにこれもらってくわ」つってゲームソフトかっさらって帰る後姿の描写はなんちゅーか、オタじゃない人がオタについて描くとああなるのかなあ、とか思って軽く微笑。
「お、新キャラも参戦か…」(うろ覚え)とか、痛々しい独り言をしながら帰ってくんですが、あんな感じのゲーオタならその程度の情報は発売の何ヶ月も前に入手してるはずだし、その程度の情報も気に留めてないようなゲームだとしたら「新キャラ」ごときで、おっ、とか言わないような。

あとはオトメちゃんがこわかったです。人との口論に「引用」を使用するというのはなんていうんだろうなあ。一言で言うと、「ババアになってもバスケの選手みたいなカッコすんのか?」って感じの人みたいな感じがする。引用するというのは、つまり自分の言葉になっていないということで、その段階でもって人を攻撃する、激昂するってのはちょっとばかり怖い気がしました。なんか相手の意見をまったく聞かないというのも「私は正しいんです!お前間違ってるんです!つべこべ言わずに反省しる!」みたいなオーラをすごくまとってて、ちょっと。もしも本当に正しいことがなんなのかを確信している人ならば、相手が犯した過ちをある程度許容し、ある程度長いスパンで説得できるはず。
何か言われて興奮する人は、それが己のうちにあるものであることを無意識的にでも認識しているからなんですね。自分が「いやな人間」であることを認めたくないから攻撃的になるとかなんとか。
…というか、オトメちゃんは養護学校に実習行くまでは差別とかそゆものにはまったく触れてなかった設定だから、ある程度の付け焼刃っぽさを出そうと思っての演出なんだろか。
だとしたら僕釣られた。バッチ釣られた。

あとは第1回の更新でも触れたように、金八先生のデコっぱちに対する態度がいよいよヤバくなってきた気配です。タバコについて「誰にも知られないようにしますから、顔伏せて手を上げてくださいねー」とか言ったのに、終わってまっさきに「ハイ、あいつ真っ先に手を上げてた」とかバラす罠。
冒頭には、「連帯責任で鼓膜やぶれるまでひっぱたいた教師」の挿話もあったし、こりゃあもしかしてそういうフラグ立ったか?立ったのか?