そんな色目使っても、無駄なのヨ。駄目なのヨったら、駄目なのヨ。

最近、一定のサイクルで来るSPAMに興味深い文面があります。思わず開いてしまったんですがコレ。ドン。

件名:乳首を切って!!

うおっ。なんだそれ。どういう件名だ。というこのメエルの中身はまたスゴイインパクト。

当番組で珍女を捕獲する事に成功しました!!
ナイフで服、体を切られることに異常な快感を
おぼえるそうです。詳しい事は
直接本人とお話下さい。 お試しあれ

ザ・ひねりナシ。
件名そのままでした。でも冷静な話、こゆ感じの手段と目的をいつのまにか取り違えたようで実際はそうでもない、というメールはなかなか面白いですね。

実際、この手のメールはSPAMと呼ばれております。SPAMの語源はモンティパイソンと言われてるんですがそれはまあ置いておくとして、SPAMメールです。
現在では要するに迷惑メールというような意味で取られてますが、もともとはそれって、「要らないのに送りつけられる広告メール」のことなわけです。で、それが高じて「迷惑」となったわけですが、このメールに代表されるような、「その文面で誰が釣れるのか」というような広告メールはもはや広告の意味をなくしてしまうわけです。というか文面のアバンギャルディが「乳首切って!!」の域まで来るともはやプリミティブに嫌がらせです。
となると、サイトの広告を目的としていたはずが、SPAMと呼ばれ続けることによって「迷惑をかける」という方向へジュラ紀的進化を遂げてしまった、というわけで。

つまり、アレです。
「違う名前で呼んでいると、いつのまにか、そのものの本質さえ捻じ曲げてしまうことがあるよ」というゲド戦記的格言の話。よいほうにも、わるいほうにも。名前は大事です。

とりあえず人のことを、電車、でんしゃー、と呼ぶのはやめようと思いました。
どっとはらい