世の男性諸氏というかオッサン諸君は知るべきだと思います。

考えた方がいいと思います。
セクハラで仕事を辞める女子一般の気持ちというものを考えた方がいいと思います。
たかが尻触られたくらいで何騒いでんだよ、と考えたアナタこそ正座して聞いたほうがためになると思います。

それは日々尻を触られること自体が耐えられないのではなくて、いつか来る「それ以上」に怯えて暮らすことに耐えられないのです。何と申しますか、尻に手を伸ばすような人はそれ以上のこともするんです。エスカレートしますからね。アレな連中のナニは。

で、セクハラがあるとかないとか以前に、会社に入った以上、その会社でそれからやっていくことを考えてみるわけじゃないですか。もちろん給料増やすためにはそれなりに仕事しなくちゃならないわけですよ。
でもって、やっぱり上司や先輩社員というものの引き立ては必要なわけです。まずは誰か、目上の人がその仕事ぶりを評価しないと話は始まらないわけです。一番身近なのは直属の上司です。

で、その人が尻に手を伸ばすようなやつだったとして、いつか、決定的な昇進がかかった評価の見返りに、尻以上のものを求めてくる可能性は本当にゼロでしょうか。
というかですね。『お茶のついでに若い娘の尻を撫でるような輩だけども人事面においてだけは高潔な人物』のキャラクター像を思いつくようなやつは今すぐ本宮ひろ志と倉科僚に謝って来い。
…言葉が過ぎました。
ともあれ、その会社で長くやってゆく上で、そういう理不尽な要求を受けるリスクが万が一にでも存在するとしたら、さっさと辞めてしまうのが正解だと思いませんか。その会社じゃなくても、社会広いしね。たとえ万が一だとしてもわざわざそんな変なリスク背負って仕事することないと思うんです。いやあ、そんな変なエロオヤジははいないよ、はるか17とかエロ劇画とか読みすぎ、とかいうやつはいますぐ摂氏2100度の鉄板の上で土下座してこい。
…言葉が過ぎました。
だから、つまり、何が言いたいかというとですね。

セクハラするようなオッサンを仕事で見返す必要なんて、これっぽっちもないということを言いたいのです。そういうオッサンがいる会社は、いうなれば砂漠です。無理してそこで農業やる必要はないんです。その砂漠がかつて懐かしい自分のふるさとだというならば、開墾して頑張るのもいいでしょう。その砂漠に油田が埋まっているというのならば、耐えて頑張るのもいいでしょう。
でも、世界はほんと、広いのよね。
別に砂漠から出てゆくことは逃げることではなくて、犬のクソだらけの道を迂回するのと同じことだと思うのです。

オチないけどおわり。アクトアゲインストセクハラキャンペーン。