うーうー

引越しのために片付けていたら、僕の部屋は気違いじみた本の量だということがわかりました。
ほんの4畳あまりのスペースに一体何冊おいてんだコノヤロウ。
しかもあらかたが漫画。何してんだ一体。

されど、徐々にからになってゆく棚をながめいれば、ふと寂寥、さらりと流れぬ。
父様、母様、わたしはいよいよ天狗の世界へ召されます。
窓開けて枠に足かけて、息吐いて戻りぬ。こはわたしのふるさと。いざや跳ばん、さよならだけが人生だと息だけ呟いて。