ドラゴンシャドウスペル(第二回)

桐生チャンのドキドキキャバクラ物語と並行してようやく遊びはじめました。ただ今第4章。
依然として話はアレで所々日本語もアレ*1ですが、戦闘自体はおもしろいです。

うん。

うん。言わなくてもいいかと思いましたがやはり言います。重要な能力発動の決めぜりふが「ドラゴンヴォイス」てのはいかがなものかと思います。
このゲームを語るにどうしても避けて通れないのはやはりこういうところなんです。
色々な神話から引用された人名、組織名と、片仮名英語の魔法名(防御力を上げる魔法はデフリフト、攻撃力を下げる魔法はダメフォル、など)がなんだか不協和音なんです。
逆にこういうの好きな人に意見を求めたいのですが一件。
神話から名前引用するのって、確かにキャラクターの物語内での役割がはっきりするとは思うんです(裏切り者の二つ名がユダとか、二面性を持つ人のコードネームがヤヌスとか)。
ですが、それって、こいつはただの類型的なキャラクターですって宣言してるだけじゃありませんか?
そのキャラクターでなければならない理由など霧消し、ただの「ライバル担当」だとか「最後は味方を助けて死ぬ担当」だとか、役合わせの頭数合わせにおとしめてませんか?
キャラクターの個性を、ただ死ぬにまかせていませんか?

話がずれました。
しかし、シナリオ(というより台詞廻し)は本当に気になる部分ばかりです。ゆとり世代。日本の物語の行方はイズコに向かうのか。まったく心配になります。今度、有志で座談会やります。物語復古の秘密結社を作ります。
うん。

うん。ともあれゲームの話。未クリアですが、このゲームを評価するなら、おそらく「不発弾」です。戦闘は好評価。でもほかの部分がちょっとひどい。ひどすぎます。
シナリオは前述のとおりですが、アクションパートの操作感は正直、最低です。もっともアクションパートはこなさなくても差し支えありませんが、やってみると不愉快になるレベルの調整不足です。特に足場。浮遊床。そこにテストプレイヤーは一人もいなかったのか。

一昨年の幻想水滸伝5はシナリオが素晴らしく、システムは微妙でしたが私家版ベストオブイヤーでした。対してこちらは戦闘システムは割といいのにシナリオと操作感のせいでかなりよくない位置です。南無三。ナムナムナム。

まさに、一点光るものを持つせいで逆に低い評価になってしまう好例です。まるで、物にめちゃくちゃ当たり散らすガンジーを見たような、落差による連鎖評価ダウン。もったいないゲームです。

*1:今度は「自分の身体をご自愛ください」って言ってた