16巻の感想。

サブタイトルは馳驟の章。どうでもいいけれど、無学なわたくしはサブタイトルの意味が毎回わかりません。一応、馳せ参じるの馳に驟雨の驟、というところまでは判るけれど意味となるとさっぱりです。誰か解説しているサイトなどはないものか。
勝手に考えると、不意にやってきたにわか雨、のような意味でいいのかな。
ともあれ。暗殺の巻。暗殺の巻としかいえない。

やつがまた来た!
だれって史文恭。暗殺者っていうのはやっぱりアレですね。戦争を終わらせる一番よいアレなんでしょうけれど、どう転んでも全員無事ではすまない予感がもにょもにょすると、こう、読んでて胸がぎゅうとなりますね。たぶん馬桂が暗殺されたアレ以来。ここで宋江まで暗殺されるというのはあんまりカオスなので安心して良いようにも思うけれど、安心しきれないところが心憎いですね。
王英!矮脚虎!
噂のツンツンがとうとうヤンデレに。あいつほんと頭おかしいけれど現代向きのヒロイン。新ジャンルを切り開き続ける北方水滸伝のアレ。
呂牛の評価はどうですか
どうもなあ。呂牛だけは判りやすい悪役にしか見えないんだよなあ。人間味が薄いというか。恐怖装置にしか見えない。スイッチ押すとやなことするような。定期的に押される恐怖スイッチ。それにしても北方水滸伝に出てくる女の人はろくな目に遭わないな…。