無礼と鈍感

最近ようやく自覚したのだけど、僕は、こう、暴言や無礼に対して些かニブい部分があるようです。
腹が立つのが時間差というか、なんというか。正確にいうと、別に腹は立たないんですが、しばらく経ってから「あ、あそこは怒って暴れてもよかったな」というように思い当たってなんとなく釈然としなくなるみたいな。

もっとも僕だって、昔からニブかったわけではなく、それなりに血の気の多い青春を送ってはいたのですが、どの瞬間からか、何か言われたりされたりしても、いやこれたいしたことじゃないな、と思うようになったのです。なったというか、なってしまったというか。
争うとお腹減るよね、みたいな。

しかし、このところ割と人と角突き合わせることが増えて来て、どうも、こう、ナメられてるのかなあと思うことがしばしば感じられるようになりました。感じたからどうこうという問題ではないのですが、まあ。

勿論仕事や金銭の絡む問題などであれば、きっちりイワすこともあるのですが、ナメてかかってきた相手の油断をついてどつき回すのより、最初からナメられないようにやる方が、よほど平和的よねえ、などとおもうのです。

おなかすかないほうがいいわよね。