そうか

我、開眼ス。身バレを気にしてビクビク暮らすのはもういいんじゃないかしら。
というわけでもう全開で行くけれど、送別会を内輪でやってもらいました。
んー。なんちゅかー。こそばゆいものですね。
これから出てゆく立場なので、ものすごく投げやりで逃げ場のない言い方をすれば「この会社に見切りをつけてしまった」訳です。で、送別会で聞かれるのはやはり、「ねえねえ、なんで辞めちゃうの?」ってことがメインですよね。
これは非常に答えづらいというか社会人検定2級の難問です。これから残る人のモチベーションを低下させることなく、なおかつ自分の印象も悪くしないようにしつつ、嘘をつかない、というのはなかなか難しいわけで。
模範解答としては

  1. 見切りをつけて転職ではなく、好条件に誘われての後ろ髪引かれながらの退社
  2. 家庭の事情で引っ越さなきゃならなくなったなど、外的要因での仕方ない退社
  3. 新しい挑戦をしたいという自分の我侭で迷惑かけます的なフロンティア退社

あたりですかね。好きなのを選んでください。
ともあれ内輪の会だったので、あまり嘘はつかないようにしておきました。具体的に言うと「金だよ金ハゲ他にあんのかあとおねえさん魔王ロックダブルー!」。

その他、つらつら話したりしていたら後輩の子に泣かれたりしました。寂しいですっ、とか泣かれるとちょっと来るものがありますね。感慨というか。淡々と「尊敬してました」とか言われる経験も初めてのもの。ヨイショでも嬉しいですね。
閉会しても、いまだ泣き止まぬ後輩。もう一軒誘わなければならないかなあとこの後の予定を聞くと、ぐずぐず泣きながら「ふっ、風俗行ぎまずっ」と答えたのでマジ蹴りしておきました。この子は大丈夫だね。
「それでは皆さん、また機会がありましたら」
そんな挨拶でわたしたちは散り散りになる。三々五々、店の前でそれぞれの帰宅方向へ向かう人々。肩をすくめて少し遠まわりをして帰ろうかな、と少しだけ思いました。マフラーを持ってきてよかった。夜の街はぴかぴかしていて本当に綺麗だ。
わたしのしてきた仕事というものに意味があったのかなかったのかは、わたし自身が決めるのだ、と少し寒くなってきた東京の空に思いました。

ともあれ来週から新しい職場。物語は続く。スイングは続く。