立場と見方

oberon2012-04-19

所変われば品変わるというのは本当なんだけど、そこに個人の生き方だのなんだのって軸を持ってくると盛大に揉める話。
何って、会社組織と働き方の話です。

思うに、「生きること」と「働くこと」は右心室と左心房みたいに不可分なんだけれども、その二つのルールは別に違っててもいい筈なんです。
「生き方の理想」に、働き方が近づかなくてもいいし、「働き方の理想」に生き方が近づかなくてもいい筈。生き方決定の主人公は自分で、働き方決定の主人公は基本的に他人です。ふたつは同じタイムラインを共有してるけど、ぜんぜん違うもの。

己の信じて求めるものを追求するのが「生き方」で、他人に求められることをこなすのが「働き方」です。
社会は自分に害をなさない限り「生き方」に口を出して来ないんだから、自分に害をなさない限り「仕事の理想」なんてものに口を出さなくてもいいんじゃないかしらね。

自戒を込めて覚書でした。
生き方と働き方を合致させるのは、いわゆる「雇われ」から脱却した後にすればいいよねー。