本音

読むものがなくなると困ってしまうくらいには活字中毒なので、けっこう大変なことは多いのですが、極端な話、道路の標識や駅の表示板でも活字成分は補給できるのでなんとかなってます。
いま読んでるzoocityはそれなりに面白いのだけど、まだ何が起きてるのか、話が動き出してない感が強いです。紙数にすると、もう1/3くらいまでは来てるっぽいのだけど、こんな丁寧に書いてていいのか、と少し不安になるくらい。
僕の書くものも、この手の「何も起きてない感」が強い気がするので気をつけようと思います。エンターテイメントというか、娯楽としての読書にはある程度のケレンというやつが必要ですよねー。刺しつ刺されつというか、銀と金的な、冒頭からいきなりズンドコに陥ってる窮地、そして閃く知恵、あと奇跡。

そんな僕がいつも興味を持っているのは「ルールの二階より上」です。
簡単な例で例えば、五目並べで言うと「珠を五つ直線で並べた方が勝ち」というのがルールの一階です。ルールブックに記述される言い方ですね。しかしこれは「三つ並んだ珠に対して手を打っておかないと、二手後で負ける」というルールを内包しています。何も考えないでゲームを始めて、相手の珠が四つ並んだ時点でみんな気付くけれど、もう遅いルール。これを僕などは「ルールの二階」と呼んでます。最初のルールの言い方を変えただけとも言えるけれど、麻雀でいうところのスジの概念やら裏スジの概念やらみたいなものです。分数の割り算はなぜひっくり返してかけるの、みたいなものです。理解するとすごく楽しいの。
いかにしてこのルールの二階を早めに気付くか、さらに言えば、三階、四階にあたる高位のルールを見つけ出すかという遊びが僕の最上の遊びです。

長々と言いましたが麻雀やりたいです。ほんとうに。