追記。
でも、この辺のインタビューを読むとそういうのを期待するのはダメかしら。
特に、
例えば白いライオンの"○○"(笑)が患者として出てきたり、有名な"火の××"(笑)が登場したりと、驚くような組み合わせが実現しています
あたりを読むと、ちょっと無理くさい。この「(笑)」はちょっと嫌な予感がします。なんかこれを番組の目玉にされたら厳しいアニメになっちゃう予感がする。キャラ萌え反対!はんたーい!
ブラックジャックは単純な生命賛歌ではなくて、恨みの鎖にがんじがらめになっているブラックジャックの、闇とともに生きるその苦しさみたいなものから、「命の大事さ」よりも「生きる難しさ」を僕は見ていたような気がします。
つらい過去に縛られて、面白おかしく己の幸福を求めて生きることができない人間が、どのようにして自分の人生の充実と復讐の折り合いをつけてゆくのか、その姿が僕をひきつけていたのだと思います。大げさに言えば、僕の原点みたいなものがそこにはあるのかもしれません。
「ブラックジャック」と「間黒男」を行ったり来たりする彼の危うさが、作品の主題だと思うんだけどな。
ともあれアニメにはぜひぜひ頑張っていただきたいものです。