様々な説が流れてますが。

わたくし元気です。このところ飛び回っていて更新も何も出来てませんでしたが生きています。世界のみなさん元気ですか。
わたくし先日ようやく二十歳になりました。今日は二十歳とあと6日。アピバース・デイトゥミー。図々しい数え方を覚えてしまったヲベロン太です。こんばんは。世界のみなさん元気ですか。

今日は発見したことについて、生きることにあんまり一生懸命だと生存報告は疎かになっちまうんだなあ、という件についてです。
昨日ようやく一息つき、ふらふらとwebをさ迷ったりしていたんですが、僕の沈黙が、思ったより人に不安を与えていた様子で軽くびっくり。
今の僕は、自分の生活を語る言葉を持ちません。ある種類の意味において、完全な孤独を手に入れました。今の生活ではちょうど、インプットとアウトプットが不可分になっています。日々過去を振り返りつ、精算したつもりになっているだけのことや宙に浮いたまま、上滑りする言葉たちを眺めています。
今の僕の部屋にも腰高の、腰掛けられる窓枠があり、よい夜などはそこからアスファルトの通りなど眺めます。月の下町、銀の川。
いつも路上に寝そべり、時に挨拶をかわしていた足袋一族の猫が先日車に轢かれました。それからずうっと向かいのおばさんの家で寝てるみたいです。

昨晩、奇妙な夢を見ました。死んだ父の夢です。父が死んでからまだ日が浅いのに、僕はなにひとつ不自由なく暮らしているのです。不意に来月の9日が父の誕生日だと思いだし、続けて父はすでにいないことを思い出すのです。親孝行できなかったなあとかなんとか、そして、悲しかった筈の父の死さえを忘れ去ってしまえる自分に哀しくなり、いつの間にか僕は泣いていました。自分の鳴咽で目が覚めてもやはりかなしくて、わたしは恋人の胸に顔を埋めてしばらく泣きました。
頭をなぜられてやがて落ち着き、少しづつ目が覚めてきました。

冷静に考えると、父はまだ存命でした。超ぴんぴんしてる。ていうか9日は母の誕生日。設定がいっこも合ってない。
なんだこの夢。
泣き止んで、次にクスクス笑い出すわたしを見て、恋人は少しぎょっとしたようでした。複雑な夢を見たのだと告げると、納得したように、許すようにぽんぽんと頭をたたき、恋人はわたしにおはようをいうのでした。


あらかた嘘ですが、友人よ、これがわたしの最近の暮らしです。