霧が晴れる

意識という靄のなか、何か確かなものを握りしめているのはとても大事。世界の中心はいつだってここ。

自分がいま、どこに立っているのかではなく、どの方向を向いているのかが大事。緯度経度は、おおまかに言えば北半球にいるのか南半球にいるのかくらいを把握しておけばよいのです。
北へむかうべきなのか、南にすすむべきなのか。季節は夏に向かっているのか、冬を待っているのか。

本当にすっきりするのは、どうやったって生きていけるという楽観です。生きて行けるならば、次は生き方をデコレーションして、より美しくすればいいじゃない。
忍耐と継続が産む厚みも、他人の血と鼻水が添える凄みも、そりゃあるじゃない。