理想の同人誌はどんなのですか、と聞かれると、それぞれが好き勝手やってるようなやつです、と答える僕です。
テーマなんかは隠れ蓑にして、大事な構成素だけ押さえつつ「テーマは守ってるからいいでしょ」なんつって自分のやりたいことをやってる、いい意味での自分勝手さんが集まってるなんてのは、かなり理想の感じであります。

卑近なものに例えれば、学校の制服改造とか鞄改造に近い感じ。色々やっても、最後の一線だけは越えなかったあの、そういう感じで。ひとつ、破りきれない共通項があるせいで、逆にみんなの個性とかが浮き上がる感じが好きでした。

オサッシシマスで今回初めて挑戦した「作中に必ず同じ台詞を入れる(しかも無茶苦茶なやつ)」という形式は、案外その理想に手を伸ばすいいツールになるような予感もします。今のところ未知数。台詞が無茶苦茶だったせいで、それに引きずられた感もあります。うーん。

そして話戻って、ZAL2本こと『秋のアレ(仮題)』は、むしろ自分勝手さん大募集の感じであります。ということを言おうと思っての本日なのです。

テーマがわかりにくい、みたいなことをよく言われて、こう、ぴたっと気持ちを言い表すのが困難で、今必死でそのお返事を考えているところでありますが、これがひとつの答えにはなるかもしれません。

ザルデュシュト2というサイトで発表されたモロモロに関係するもの、というテーマですから、なんというか、もう好き勝手やってみていただきたい。
「ずうっと前にあった今週の標語から抜き出した台詞を使った小説を書いてみました!」とか言われたら涙流して喜びます。古いページをよくぞ思い出してくれた!という喜びと、テーマを上手く捌いて自分の好きなことやってくれた!という喜びが混ざり合います。そういう風にむしろ色々換骨奪胎してくれると幸福です。
つって、アーケードの話を書くつもりという風に表明してくれた方がもうすでに二人もいらっしゃいまして、わたくし感激のあまり背が伸びたりしそうなのですが、まあともあれ。

何か書いてくれたら本当に嬉しいです。
まだまだ参加受付中ですゆえ、興味のある方は飛び入りでぜひ。
参加無料のうえ、完成した本一冊プレゼントですぞ(無料&プレゼントを強調すると胡散臭い)!

これから色々なところへ密偵を飛ばすつもりであります。
などといいつつ、もうメールが一週間分くらい貯まってる罠。

あああごめんなさい今週末までには絶対色々空を埋め尽くす伝書鳩とか色とりどりの狼煙とかあげます約束です。