レポート。

おまけまんがの表紙。


というわけで昨日書こうと思っていたことの続き。

文学フリマは本当に楽しかったのですが、どのへんが楽しかったのかとか言われると少し悩みます。たぶん、たくさん売れた、たくさん人が手に取ってくれたってのが一番楽しかったんだと思うんだけど、なんちゅーか、空気自体がよかったように思うんです。
壁際でカタログを読んでる人が、実に楽しげというか「かわなきゃ!」とか「ハァハァしなきゃ!」といった感じでなく、「なんか楽しいものはおいてそうなところないかなー」みたいな雰囲気でぱらぱら見ていたのがなんかすごく印象的でした。コミケでカタログめくっている人の血走った感じがないというかなんというか。すごく余裕で参加しているという感じがよかったんです。素敵でした。
あとは、言われてみると僕もあの会場、吹き抜け見上げるとパンツ見えると思った。

でもってはてなダイアリー文学フリマの項をかたっぱしから覗いてみると、はてダユーザーが多かったという意見と、あとはなんだか有名な人が来てたらしいとか有名な人を見たとかそういうのが多かったです。有名人といえば僕は吉祥寺で楳図かずお先生を見たこととJR四谷駅でゾマホンを見たことしかありませんのでその辺りの話題に乗れなくて切ないです。しかも今嘘つきました。JR四谷駅でゾマホン見たのは僕ではなくて僕の友達でした。くすん。
あ、あれだ、あとはセカイ系に関連した話も多かったかも。でもそちらもあまり縁がないというか具体的にそれが何なのかいまだに把握できてないので乗れなくて切ないです。

それから、買ったものを記録している人たちのリストの品目が割と共通していたのも不思議といえば不思議な気がしました。注目度が高かったものが何なのか分かるのはいいんですが、ほとんどが既に有名なもの、有名な人、有名な作品、有名なカテゴリの評論とかが関わっているものだったので少ししょんぼりです。マイナー、と言っては語弊がありますが、文学フリマでなければ触れられないものなんかについて、他の人が何を思ったのか知りたいなあ、なんつって。
なんつって。
なんつって。
や、今のは別に僕のところの本を買ってくれたはてダユーザーいなかったのかしらん、というがっかりではなくて、や、もちろんそれもあるんですけど、単に僕が買ったものとダブらないからなんです。
というのももう閉会間際、わたくし売り上げからいくらか引き抜いて、ちゃりちゃり500円玉を鳴らしながらブースを見て回っているうちになんだか楽しくなって、客引きの人に声をかけられるものを片っ端から眺めて、ちょっとでも面白そうとか思ったもの(企画意図とかサークルの成り立ちとかも含めて)は片っ端から買った覚えがあるんです。どの本も100円だとか200円だとかで安かったというのもありますが、まさに大名買い。(途中でこれはまずいかもしれないとか我に返って財布を絞ったので二階のブースは殆ど手を出せなかったんですけれども。
で。
それを今机の上に広げてみると、はてダ界隈で話題になっているものがほとんどないという次第。うーん。アレだけ色々あったブースの中で、僕以外の皆は皆して同じ物買ってたのか?などと頭抱えて考え込みそうになったんですが、冷静に考えたらそれはただ、買ったもの全部をリスト化してないだけなのかも。もしくは、そのいわゆるラノベとかセカイ系とかが好きな人がはてダには集まってるとか。とかとか。
あんまり深く考えると怖いのでよします。

ともあれこれから買ったものをちまちま読ませてもらって、恒例、面白かったもの、珍しかったものなどについて感想がわりに紹介してゆこうかと思います。

そして、会場の雰囲気についてもうひとつ思ったのは、サークルブースの飾り方についてでした。僕もあまり飾りつけが得意な方ではないので大きなこと言えないんですが、なんというか、シンプルにしていたところと手馴れていそうなところの差が大きかったように思います。
あとは、壁際いいなあ、とかそのくらいかなあ。壁際だと背中にポスターとか貼れるんですよ。羨ましかった。次に参加するとき、万が一壁際だったりしたら大きなポスター作ってもっていきたい。や、きっとありえないけども。

ざっと見回して今回の文学フリマについて思い出すのはそんなあたりでしょうか。あとは友達が来てくれて楽しかったとかそういうあたり。また何か思い出したら書きます。

誰か、買ってくれた人から感想来るといいなあ。