漫画

ザ・ワールド・イズ・マイン

結構な確率でTWIMすなわちザ・ワールド・イズ・マインは読みましたかと聞かれることがあり、連載当時マリアの指が十文字にさくっと切られるシーンが痛そうだった、という程度の認識しかないのが気になっていました。先日、若い人に蒼天航路を全巻貸しした返…

うどんの女

だいぶ毎日更新に満足してきました。筆が滑ってなんか要らぬことまで書いてしまいそうなので、ぼちぼち頻度を減らそうかとも思います。ともあれ、最近「うどんの女」(えすとえむ)を読みました。 この作者は割と訳のわからぬところがあり、ケンタウロス漫画を…

ハイスコアガール

たまにコッキシンというやつが強くなります。 普段潜らない森にもぐったり、やったことのないことに手を出したり、色々してます。手の数が二本しかないため、色々散らかすことになってますがご容赦ください。人生は散らかるもの。最近読んだ漫画のなかではハ…

聲の形

うまく言葉にならないのは、僕がついに人の親になったからだろうか。それとも、聴覚障害の友人ができたせいだろうか。はたまた、職場でひどい目にあわされているせいだろうか。 いや、たぶんそれはどれも違う。すべての言葉を知ったせいで話せなくなることが…

冒険野郎のトムソーヤさんの同人誌

先日からずっと書き損ねていたのですが、ようやく時間が取れたのでまとめて更新。 葉来さん遅くなってゴメンッス! 叱物語 以前は原作を知らないので、と尻込みしていたのですが、原作を視聴して神原が好きになりすぎたのでレビュー。神原の空気の読まなさ、…

唄う骨

自分らしく生きる、という言葉を聞くたびに思い出す漫画があって、それは何かって戸田誠二氏の「アオカミ」という短編。読んだ人と話をすると、一番最初に思い出すのがそれかっ、とか叱られることはあるかもしれません。 でも、最近の薄っぺらい「自分らしい…

「牙の旅商人」(七月鏡一/梟/ヤングガンガンコミックス)

絵がうまくて話も作れるに越したことはないんだけど、アメコミをひもとくまでもなく、話と絵は分業できる分野ではあるのよね。っちゅわけでいわゆるマッドマックス的な崩壊後世界物。真新しい世界観や設定はないけれど、きちんと超常クリーチャーや科学クリ…

アゲイン/久保ミツロウ/講談社

学ラン女子が好きすぎるなら必読。 もともとこの人の絵は好きなのだけれど、毎回のように学ラン女子が出てくるなんて、なんて僕得。 タイムスリップものとしては奇抜さのないストーリーですが、割と好みなので期待しております。「色々あって元の世界に戻る…

大江山

世で話題にならないけれども良書。 というわけでちょうど完結したての漫画、「大江山流護身術道場」(全二巻)をご紹介。話としては異常なトラブル体質の女子高生が護身術やるという、そのまんまの話なんですが、作家性が非常に強いので際立った作品になってま…

鈴木先生

「鈴木先生」という漫画がすっごいです。 問題が起こるたびに、水面下で必死にもがく白鳥のように脂汗ながして悶えつつ、癖のある中学生たちの前では完璧超人の皮をかぶって担任をする鈴木先生のお話(意訳)です。 この漫画の本当に凄いところは、鈴木先生…

まとめ。

ほんとうにおっつかない。同じく順不同。たぶん漏れもたくさんあるはず。ご容赦。「三つ目がとおる 秘蔵短編集」手塚治虫/講談社漫画文庫 「聖☆おにいさん」中村光/モーニングKC 「よんでますよ、アザゼルさん」久保保久/イブニングKC 「CAT SH…

人の心を読みたくて

今度は比較的明るい、そして硬い話と同じ世界のものかと疑うようなものが読みたくて買ったもの。 24のひとみ これはうそつきとして押さえておかなきゃ嘘。というか絵が本当に好きです。この太い線。何の意味もなく背景にケルベロスが歩いてる、というのが…

この数ヶ月で買ったもの。

そういえば、読書日記・購買物などをつけていなかったので覚書。 人から「えっ、お前みたいなアレがこんなのを読んでいたなんて!」と言われることが多いので本棚眺めてぼんやりと。重複あってもアレしてください。 とりあえずは ブラックラグーン 現実ベー…

『東京トイボックス』(うめ/モーニング連載中)

僕はモーニングの漫画がすきなんですが、その中でも最近連載の始まった『東京トイボックス』がたいへん面白いと思うて読んでおります。あらすじを言うと、ゲーム製作会社の男の人(アッパーダメとダウナーダメの混じり加減が絶妙だがどちらにせよダメ人間)…

コミックバトン

かんきちさんから渡されたコミックバトン。 淡白でゴメン。1、あなたのコミックの所持数は? 概算。900くらい。多分。2、今読んでいるコミックは? 『PS羅生門』8巻。 この漫画がたくさん売れることと、ドラマの原作を血眼で捜している心の貧しいプ…

漫画話ふたたび。

忙しい忙しいと思いながら働いていたらば、桑田乃梨子漫画について、友人からおしかりが来ました。しかも携帯メールなのにとても長文であります。 曰く、「だーかーらー(中略)散々教えたろー!俺のプッシュはスルーかよー!うがー!(中略)フロイト1/2(…

『犬神くんと森島さん』(桑田乃梨子/白泉社)

一冊だけじゃアレかなあと思って二冊買ってみたわけですが、こちらはこちらでたいへん面白い漫画でした。ラブコメ。すごくラブコメ。おおう、これは少女漫画のお手本のようなラブコメでした。おおう。僕これ好き。なんといいますか、他に言いようがありませ…

『おそろしくて言えない』(桑田乃梨子/白泉社)

ちゅわけでキクバナさんに薦められて読んでみたくわ太さん漫画。最初の頃こそとっつきにくい感じであったものの、ページも半ば、御堂の守護霊である御堂破太郎が出てくるあたりからものすごく面白さが加速する感じ。「気軽に覗くなよ!人の心の深遠を!」と…

『夕凪の街 桜の国』(こうの史代・双葉社)

それからそのほかにも思ったこと。 ・人生に有用なのは怒りではなくもっと別のものなんじゃないかと思った。 この漫画を読んだ人の中で「アメリカは原爆なんか落としやがってよう!今からでも遅くはない!ぬっころす!」と思った人はいないんじゃないかと思…

『夕凪の街 桜の国』(こうの史代・双葉社)

この漫画、買ったのは随分前なんです。 なんだけど、うまく、言葉が、出なくて、幾度か感想のようなものを書きかけたりもしたんですがどうにも書いてるうちに思ってることと違ってしまったりするんです。だから仕方なくて、毎晩、寝る前に読み返して、同じと…

レビュー(パート2)

先日に続いて今日は『冒険野郎のトムソーヤ』さんの発行物について。 まずは新刊、『ドッジボックル』から。トムこと武東宗哉さんの『勇者の行進』とハックさんの『また金魚姫』の二本立て。 『勇者の行進』は、一言であらすじを言ってしまえば、異世界から…

レビュー。

ではレビュー。ほとんど頂いた物ばかりになりますがまずはHHHさんの発行物から! 今年の新刊は『万國ファンファーレ』です。コピー本なんですが、表紙の紙だとか色の感じだとかがとてもいい風合いでした。一版多色刷りみたいな。 さて、内容は藤ノ木いら…

ジャンプで新しく始まった漫画!

「ユート」! 面白いですねアレ!色々ツボなので月曜日にまたじっくり書きます。 田舎から出てきて色々不憫な目にあう子は、かわいそうでかわいそうで、こう、応援したくなるというかなんというか。 スケート場の場面がすごくこう、胸にぐうっと来ました。い…

『デスノート』第三のキラ予想。

前回、ライトがノートを捨てるという展開に軽くかすった予想を立てて調子に乗ってまたもや夢と妄想で突っ走る第三キラ予想。 あの8人の中に、実はいないという説はどうでしょか。実はヨツバの、あの8人とは別の、ヨツバコーポ重役の位置にいる人間がキラだ…

夜勤明けなんですがNARUTOにひとつ言わせてください。

ジャンプナルトネジイメチェン確定キター! 絶対新髪型はデコの隠れる七三だと嬉しい。というわけでネジイメチェン髪型大予想。 七三、七三、と試行錯誤していたら出来たのがこちら。 とりあえず髪の毛が短くなると、ネジの出てるコマは圧倒的に白くなると思…

ブラック・ジャック(手塚治虫/秋田書店)

先日アニメが始まったとのことで再び話題沸騰のこの漫画。わたくしもこの漫画について思うことは少なくありません。ちゅーか先日アニメのオープニングだけ見て色々脳から出てました。むしろ半泣きだった。 で。 思うんですけども。 この漫画って、もともと時…

『花の慶次〜雲のかなたに〜』(原作・隆慶一郎/画・原哲夫/集英社文庫)

本日はおやすみ。 ゆえ、ゴバギーンと自転車こいで近所の本屋めぐり。 買っちゃいました。大人買い。全巻一気買い。ああ、大人になってよかった。ホントによかった。なんていうの?買い物しておいて涙でそうになったよ。自分が中学高校のころ、こんな日が来…

コミケでもらったものレビュー

忘れていたわけじゃなくて、その後、時間がとれなかったもので。ええ。 では、そゆわけで、小説からざざっとレビュー。 …にしても遅くなったなあ。こりゃ。本をくだすった皆様、お待たせしてすみません。まとめてやろうとするからいけないのかしら。ともあれ…

『ft.mm』(こーわ/Ko-wa's Inn!)

こちらはふとももの本です。といってもエロースのではないです。前に何度か見つけて、絵の上手な人だなあと思って本を買わせてもらったりリンク貼らせてもらったりしていたのですが、先日ひょんなことからアクセス解析か何かで見つけてもらってしまって、あ…

『アナザーエディション』(藤ノ木いらか/Hee-Haw-Hoo)

同じブースで隣に並んでいたので購入。 実はこれてっきり同じ人が書いたものだと思っていて、勢いのありそうな話としっとりしていそうな話と、絵柄も使い分けてるのかあ、ではそのふたつを見比べてみよう、などと勘違いしておりましたが、サイトを見ると分か…